ペットが重い病気になった時:3~終末期の考え方の総括とホスピス~

おはようございます、HALです。

これまで、ペットが重い病になった時に飼い主さんが選択を迫られる「治療を続けて少しでも一緒いられる時間を作る」、もしくは「自然に任せる」について、どのように考えれば良いのかのお話しをしてきました。

どの選択肢を選んだとしても、それが「ペットにとって良いと思えること」「ペット自身が望んでいるであろうこと」を第一に考えて選んだものであれば、間違いではないとお話ししてきました。

けれど、どのような選択をしたとしても、看取った後になって、これで良かったのかと悩んでしまうことがあります。

そうならないためにも、近年日本にも取り入れられるようになってきた、「ポスピス」の考え方が参考になるのではないかと思うので、総括としてお話しして行きたいと思います。

◆ホスピスとは?

ホスピスというと、“治療が望めなくなった(治療を諦めた)患者が死を待つ場所”という間違った認識を持たれることがあります。しかし、本来のポスピスは、場所ではなく、終末医療でのケアのひとつです。

治癒を望めない患者さんとその家族を対象に、全人的、すなわち、「身体的・精神的・社会的・スピリチュアル的なものを含めたケア」を行うことを言うのです。

少し噛み砕いてお話ししますと、西洋医療で治療しても治る見込みがなく、精神面を含む苦痛を伴う時に、それでも西洋治療を続ける“いわゆる”「延命」をするのではなく、個人の社会的地位、ものの考え方なども考慮した上で、体や精神にかかる苦痛を少しでも取り除く緩和ケアをすること、患者自身が人生を全うするまで積極的に生きていけるように支えること、また、患者さんの家族のケアをすることがポスピスなのです。

これをペットに当てはめると、ペット本来の生き方を尊重しつつ、身体的・精神的な苦痛を少しでも取り除き、「この家の子になれて良かった」と思って貰えるようなケアをすること、そして飼い主さんの心のケアをすることになります。

◆ホスピスの考え方

日本で「ホスピス」というと、終末医療を行う施設を指していたり、緩和ケアを指していたりと様々な捉えられ方をされているため、最近ではホスピスという言葉を使わない専門家も増えてきました。

ここでは、本来のホスピスに近い考え方についてお話ししたいと思います。

それにはまず、「自然な死は苦痛なのか」を考えなければなりません。人間の話ですが、日本では病院で亡くなる患者さんが8割近く、これは他の先進国を見ても例をみないほど高い数字であると言われています。

その中には、苦痛を伴う治療を受け続けていたり、延命のために強制的に心臓を動かしたり、栄養を体に入れたりする“治療”を受け続けた患者さんも含まれます。

入院しているということは、何らかの治療が行われていることになりますが、そこで問題なのは、西洋医学での治療には、「死に向かっている体に最適なケアをする」という選択肢がないことにあります。

どういうことかと言いますと、すでに死に向かっている体に不必要なものを提供し続けることは、逆に死を苦しいものにしてしまうということです。

死に向かっている体は、栄養や水分を処理する力が残っていません。それなのに、強制的に点滴や強制給餌などで体内に入れられたものは、ムクミや腹水などになり、体に負担を与えてしまうのです。痰が絡むことが多くなるのも特徴のひとつです。

では、体が死に向かっていると感じたら、不必要な治療は行わずに(苦痛を緩和するケアは続けます)、見守るとどうなるのでしょう。

これについては、良く「枯れるように逝く」という言葉があります。

どのような動物でも、枯れるように逝くのが自然です。“枯れるように”とは、楽に死ぬための準備を無意識下ですることを指します。

栄養や水分を徐々に取り込まなくなることで、体は脱水状態になり、身体機能も停止していきます。意識が朦朧としてきて最期を迎えるのが“枯れるように逝く”最も望ましい状態です。

最期を迎えるまでには、食べたい時に食べ、水を飲み、寝たい時に寝る…。そして優しい家族の温もりがいつも近くにある…。

ペットにとっても、このホスピスの考えから治療の方針を決めると、もっとも後悔のない選択が出来るのではないかと思うのですが、如何でしょうか?

◆HAL(私)の場合

16歳の老猫が、末期腎不全と診断されて輸液などで治療していた時、胸水と腹水が溜まったことから輸液が行えなくなりました。

腎不全では、食事療法の他では輸液は命を繋ぐためにもっとも大切な治療のひとつとされていて、これが出来なくなったことはもう、先は短いと覚悟しなければならないことを示していました。

この時はまだ食欲はあり、普通に歩くこともできました。

胸水や腹水を針で抜くことは老猫であることから難しく、利尿剤で抜く方針が取られました。輸液(水分補給)も出来ない状態での利尿剤は、腎不全の悪化を早めることになりますが、そのままにしておくと呼吸困難になる可能性も高いため、苦渋の選択でした。

そうこうしているうちに食欲もなくなってきました。水は飲んでいたので、水を飲んでいるうちはシリンジ(注射器の筒部分)で流動食を与えようと考えました。免疫系のサプリなども併用し、出来ることをしました。

とうとう動くことが出来なくなったのですが、水は口に持っていくと飲むので、流動食を与えました。

この記事の最初で「後悔した」と書きましたが、これを今でも後悔しています。

ホスピスの考えを知らなかったので、与えてしまったのですが、シリンジでの“いわゆる”強制給餌のとき、愛猫は嫌がる様子を見せていました。それでも、“栄養がないと死んでしまう”という思いで与えてしまいました。

まだ、自ら水を飲むのだから、“生きたいという気持ちがあるのだ”と理解してしまったのです。

結果、痰が絡らんだような苦しい呼吸の末、息を引き取ることになってしまいました。

私は、延命治療はしない方針でいたはずでした。それなのに、いつの間にか延命するためだけの治療をしてしまっていたと気付いたのです。

救いは最期のとき、動けないはずの愛猫が私の腕の中にこようとしてくれたことです。しっかり腕の中に抱えると安心したような顔つきになりました。

◆総括

ペットの治療を決める時に、ペットに苦しんで欲しいと思い、その治療を選択する飼い主さんはいません。けれど、結果的に苦しんで死んでいったように見えることも多く、それが後悔に繋がることがあります。

現代医学の中心である西洋医療は、平均寿命に貢献してきましたが、万全ではありません。獣医師さんの考えも様々で、手腕も同じとは言えません。それが飼い主さんの気持ちを混乱させてしまう一因にもなっています。

そこで、治療の方針を決めるときの参考のひとつになればと思い、今回は、ホスピスの考え方もお話ししました。

東洋医療(漢方等)、スピリチュアルなどを含めた総合的な判断に基づくホスピスは、ただ、何もしないで死を待つということではなく、生を謳歌するためのケアだからです。

この考えでは、もちろんフラワーエッセンスも重要な役目をしてくれます。副作用がないケアで精神面的にも支えてくれる頼もしい味方だからです。

最後に。私は愛猫が大切な存在過ぎて、いない世界は考えられないほどでした。愛猫が居なくなったらペットロス確定と周囲の皆が心配するほどでした。けれど、不思議と重いペットロスにはなっていません。

これは、後悔はあるものの、出来ることは全てやったという思いと、フラワーエッセンスの助けによるものだと思っています。

私は、非常時に役立つ「レスキューレメディ」を使うことで乗り切りました。

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レスキューレメディ《バッチフラワーレメディ》10ml”] レスキューレメディは、強いストレスや緊張を感じるときに役立つ緊急用のフラワーエッセンスです。ショック、精神バランスを乱される強いストレス、大勢の前で話すなど緊張を強いられる場面において、心のバランスを整え、ネガティブになっている感情を、その名の通り“救助”してくれます。試験の前や、大切な商談の前、悪い知らせを聞いた後、何かのアクシデントに見舞われたときなど様々な場面で活用されており、世界で一番売れていることでも知られています。また、緊急のときだけでなく、心が不安定になる様々な状況に対しても、普段通りの落ち着きを取り戻す手助けをしてくれます。

心のバランスを整え、ネガティブになっている感情を、その名前の通り「救助」してくれるレスキューレメディは、以下の5つのフラワーエッセンスがブレンドされています。

しかし、中にはやはり喪失感が拭えない方もいらっしゃると思います(私自身も後から実感が沸いてくるかも…)。そのようなときには、「スターオブベツレヘム」が役に立ちますので、活用してみてください。

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ペットを飼うということは、いつの日か訪れる別れの日のことも考えなければならないということです。

とても辛いことですが、少しでも長くペットと共に笑顔でいられる日が続くように、そして、いざとなった時に慌てないで冷静に判断ができるように、今回のお話しが参考になれば嬉しく思います。

それでは、次回18日第3水曜日にまたお会いしましょう!
Have a great day!

HAL

HAL

動物とアロマをこよなく愛するフリーライター兼アクセサリー作家。家にはドーベルマンと雑種の猫がいる。花や自然を題材にした写真を撮るのが趣味。鉱石や貴石等にも興味があり、ジュエリーコーディネーターの資格を取得。鉱石の持つパワーとアロマに関連があることに気付き、現在研究中。